みなさん、こんにちは!OutSystemsのTaijiです!
さて、以前こちらのブログでOutSystems User Groupについてご紹介させていただきました。
詳細はリンク先をご覧いただくとして、かんたんに言えばOutSystemsの全世界共通フォーマットでのUser CommunityをOutSystems User Group、略してOSUGと定義しています。
今回は、OutSystemsが推進するCommunityについて、なるべくわかりやすく説明したいと思います🚀
コミュニティのスタイル
通常開発ツールやサービスに関するユーザー会やユーザーグループと呼ばれるタイプのコミュニティには大きく2パターン存在します。
ビジネス視点のものとコミュニティマーケティング視点のものです。(細かく分ければもっと細分化しますがここでは割愛します)
ビジネス視点のコミュニティの特徴
- ベンダーが主体的に推進します
- 参加者は主に製品のユーザー企業です
- 対象製品を使ったビジネスに関する課題などを議論します
- 活動内容は比較的クローズドで、非公開なものも多いです
- ベンダーへのビジネス視点での機能改善要望をフィードバックします
- 参加者の目的はベンダーへのリクエストや参加企業とのビジネスオポチュニティです
コミュニティマーケティング視点のコミュニティの特徴
- ユーザーが主体的に推進し、ベンダーは後方支援に徹します
- 参加者は主に製品のユーザー個人(学生含む)で開発者が多く、企業・団体に依存しません
- 商用目的やビジネス目的のイベントはやりません
- 活動内容はオープンで、積極的にSNSやブログ、動画などでハッシュタグと共にコンテンツを公開します
- ベンダーへの開発者視点での機能改善要望をフィードバックします
- 参加者の目的は、対象製品を使った開発の方法やTipsの情報交換や、同じモチベーションの仲間を増やすことです
どちらも、エコシステム形成を目的としていますが、対象としているレイヤーが少し異なりますね。
一般的に、前者はSales寄りのCustomer SuccessチームやCustomer Voiceチームがリードすることが多いですし、後者はDeveloper MarketingチームやDeveloper Relationsチームがリードすることが多いと感じます。(私見です)
OutSystemsにおけるコミュニティ
私は現在、OutSystemsではLead Community Managerというポジションで働いています。所属はDeveloper Relationsチームになります。ですので、現在私が推進しているのは、ここでいう後者のユーザーコミュニティの立ち上げと成長になります。
また、ForumやIdeasがあるOutSystems Community Siteにも明示的にDeveloper Communityと記載されていますので、現在OutSystems全体として、コミュニティといえばデベロッパーフォーカスであることがわかります。
Developer RelationsとCommunity Marketing
実はこの辺りは、Developer Relations(DevRel)及びコミュニティマーケティングへの理解が重要な要素になります。
DevRelについては、現在いろいろな書籍が出ております。私もいくつか書いていますので、ご興味がある方はご覧頂けると嬉しいです。
DevRel書籍例
日本ではDevRelはMOONGIFTの Atsushi Nakatsugawa さんが長年リードされています。書籍については以下あたりが参考になるでしょう。
DevRel エンジニアフレンドリーになるための3C
DevRelの教科書: 基礎から歴史、基本的な考え方まで
開発者向けマーケティング DevRel Q&A
Community Marketing書籍例
コミュニティマーケティングについてはあまり書籍がなく、日本ではJAWSUGを立ち上げた元AWS Japanの小島さんの書籍が非常に分かりやすく解説されていると思いますので、こちらもご興味ある方は読んでみると面白いと思います。
さいごに
なみに、私はOutSystemsのDevRelチーム内ではJapan含むAPAC担当で、Community Managerの役割と同時に、2割程度はDeveloper Advocateとしての役割も担っていたりしますので、ハッカソンやワークショップ開催なども担当しています。
もし、OutSystemsを使ってハッカソンやハンズオン、セミナーなどをやりたい、やってほしい、などございましたらお気軽にお声がけください!
ではでは!