はじめに
Node-REDをRaspberry Piで利用していて、手順書の作成や、プレゼンなどでRapsberry上での挙動をシェアしたい場合、わざわざ端末を切り替えるのって面倒ですよね。
すでにこの方法はいろんな方が手順としてまとめられているかと思いますが、2020年12月時点での私のやり方をここへまとめておきます。
なにかの参考になれば幸いです。
前提条件
この手順を行う前提として、対象のRaspberry PiとMacが同一ネットワーク配下にある必要があります。
Raspberry Piの設定
はじめに、Raspberry PiにVNCサーバーをインストールします。以下のコマンドの通り実行してください。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo apt-get install tightvncserver
インストール終了後、以下のコマンドを実行して、Raspberry Pi側にインストールしたTightVNCサーバーを起動します。
tightvncserver
初回起動時にはパスワード設定を要求されますので、パスワードを6文字以上8文字以内で設定してください。

Macからアクセス
接続したいRaspberry PiのIPアドレスを検索します。以下のコマンドを実行してください。
$ arp -a
頭がb8:27:ebで始まるMACアドレスのものがRaspberry PiなのでそのIPアドレスを控えておきます。
Finderから移動 > サーバーへ接続 を選択します。

vnc://192.168.1.27:5901 (IPは自分のものに置き換えてください)で接続します。
Raspberry Piのデスクトップへ接続されるので、後は通常Raspberry Piを使うように操作すればOKです。
Raspberry Pi上でNode-REDを起動すれば、このようにMac上にRaspberry Piの動きが表示されます。

SSHでの接続
SSHで接続する場合は、以下で接続できます。
$ ssh pi@raspberrypi.local
上記コマンドではpiユーザーでログインするので、piユーザーのパスワードを入力してログインしてください。
MacからRaspberry PiへSSHでログインすることができました。

Raspberry PiへGUIでログインできなくなった場合
VNC接続を行っていたら、突然Raspberry Piへ直接ログインできなくなりました。SSHからは接続できていますが、直接Rapsberry PiのGUIからログインしようとするとログインができません。
パスワード不一致のエラーは出ずに、ログインするとまたログイン画面が表示されるという、いわゆるログインループ状態へ陥ってしまいました。
Raspberry Piを再起動しても症状は変わらずで、原因を調べていると、どうやら .Xauthority というファイルが悪さをしているようです。このファイルを削除すると、GUIから普通にログインできるという報告がインターネット上でありましたので試してみました。
ファイルの物理削除は怖かったので、.Xauthority-bakという感じにリネームしておきました。
再度気を取り直してGUIからログインしてみます。

無事ログインできました。
みなさまもお試しください!ではでは!