OutSystems MVP Program

Taiji
11 min readAug 4, 2021

はじめに

この記事は、OutSystems公式のこちらのページを2021/8/4時点の情報で翻訳したものになります。

1. OutSystems MVPプログラムとは

全世界で何千人といる、OutSystemsを使用している開発者の中には、オンラインとオフラインの両方で定期的にコミュニティに貢献している、とても情熱を持った技術専門家がいます。 彼らは、フォーラムで質問に答えたり、新しいForgeコンポーネントを作成したり、Meetupイベントを開催したり、テクノロジーに関するブログ投稿やチュートリアルを書いたりしています。

OutSystems MVP(Most Valuable Professionals) Programは、これらの貴重な専門家を表彰し、市場のエリート開発者としてパートナーと顧客のOutSystemsエコシステムに紹介します。
このプログラムは、そういった開発者がそのスキルを存分に発揮し、プラットフォームに関する専門知識を高め、プラットフォームのすべてのバージョンを習得するためのツールを、OutSystemsから提供できるようにすることも目的としています。

2. MVPになることのベネフィット

MVPプログラムは、OutSystemsコミュニティの重要な一部です。 コミュニティを、自分のナレッジ、ライブラリ、そして経験を共有する場所に変えるための努力に対して、OutSystemsからの感謝という形で、MVPのみが次の報酬と特典を受ける資格があります。

MVP限定Slackグループへの参加とOutSystems R&Dチームとの交流:

OutSystems R&DチームのメンバーとMVPのみが参加できるプライベートSlackチャネルがあります。これは、MVPのみなさん作業の助けになるものです。

OutSystemsエコシステムでの認知度向上:

MVPはテクノロジーの専門家であり、OutSystemsのパートナーや顧客からそのように認知されます。 世界的に、OutSystemsに関わる人達からはMVPはエリート開発者と見なされます。

OutSystemsロードマップとリリースノートへのEarly Access:

MVPは、他の誰よりも先にOutSystemsに関する最新情報を入手することができます。

無料の認定試験とトレーニング:

MVPは、MVPである限り、認定試験の受験やブートキャンプに無料で参加できます。 (ブートキャンプの利用可否は空席状況によります。また、この特典には旅費や宿泊費は含まれていません)。

コミュニティモデレーターになる特別な権利:

MVPはOutSystemsコミュニティサイトにおいて、モデレーターとして行動することができます。

Meetupの開催や登壇に対するスポンサーシップ:

MVPがMeetupで登壇したり、Meetupを主催したりする場合は、そのセットアップやSwag準備などをお手伝いします。

コミュニティおよびOutSystemsイベントでの認知度向上:

MVPは、OutSystemsコミュニティ全体の貢献、努力、および充実に対して、特別な称賛を受け取ります。

OutSystems MVP Swagとバッジ:

MVPはTシャツなどのたくさんの素敵なアイテムをSwagとしてもらうことができます。 また、メールの署名やブログなどに使えるロゴやバッジがあります。
コミュニティサイトでは、MVPを簡単に見つけることができます。 MVPは、コミュニティプロフィールにMVPバッジが表示されます。これは、フォーラム、フォージ、アイデアなどで、名前の横に表示されるものです。

いかがでしょう、OutSystems MVPに興味が出てきましたでしょうか?
MVPになるために知っておくべきことは、以下に記載してありますのでご一読下さい。

3. MVPになるための前提条件

誰でもMVPに応募できますが、受賞できるのは限られた人だけです。 MVPになるための前提条件は以下になります:

  • OutSystemsを1年以上使用している
  • Certified Professional Developerを取得している(または取得する)
  • 開発者コミュニティ全体(フォーラム、Meetupなど)で積極的に活動している

4. MVPになるために必要なこと

  • NDAに署名し、コミットメントすることに最善をつくす
  • ガイドラインを遵守し行動する
  • フォーラム、フォージ、コンテンツ、Meetupを通じてコミュニティに貢献する

5. MVPとしての貢献

MVPの称号には、OutSystemsコミュニティおよびOutSystems開発コミュニティ全体に積極的に参加しているメンバーであるという責任が伴います。 MVPに興味がある場合、4つの方法で価値を実証することができます。(どれか1つ以上)

自分の価値を良く表現できるものを選んで下さい:

コミュニティフォーラム:

  • ここでのモットーは「質問を残さない!」ことです。 あなたはいわゆるDeveloperです。週末を除いた毎日(もしくは週末も)コミュニティメンバーが質問への回答を得るのを助けます。
  • フォーラムでのあなたの回答の3分の1が最終的なソリューションとしてマークされると自信を持って言えます。
  • あなたは私たちのフォーラムとフォージの世話とモデレートにあなたの時間を捧げます! あなたは時代遅れのコンテンツが好きではありません。

コミュニティフォージ:

  • このイメージは熟練した職人です。 あなたはServiceStudioのチャンピオンであり、コンポーネントを構築して統合を検討するのが待ちきれません。 IDEはあなたの遊び場であり、月に一度新しいコンポーネントがあなたによって構築されることを誰もが知っています。

コンテンツの作成:

このイメージはコンテンツ作成マシンです。 2か月程度の間隔で、ブログの記事、ハウツーを1~2つ、ドキュメント、チュートリアル、さらにはもっと素晴らしいコンテンツを作成します。(我々OutSystemsのチームも喜んでサポートします)

オンサイトでのMeetup:

  • ここではイベントでの活躍が大事です。あなたはすでに、1~2ヶ月くらいの間隔でローカルのMeetupを開催したり登壇したりしていることでしょう。 いくつかのイベントを成功させ、OutSystemsで構築されたアプリを素晴らしいプレゼンテーションで紹介したかもしれません。(OutSystemsが主導するものではないです)

いかがでしたでしょうか?自分に当てはまるものはありましたか?
この4つの中で「これはまさに自分を表現するのにピッタリだ!」と感じたものがあればバッチリです!

6. チェックポイントと更新

MVPとなったみなさまにはモチベーションを維持し、その体験を楽しんでいただきたいと思います。

MVPのみなさまは、OutSystemsにとって最も価値のあるプロフェッショナルなグループです。
毎年3月末、7月末、9月末に、コントリビューションの状況確認が必要であることをお知らせします。
MVPステータスを更新するために、あるべき活動がされているか、向かっている方向は正しいか、を確認できるように、現在の活動レベルを共有します。

12月には、最終チェックポイントがあります。 目標を達成している場合は、MVPタイトルをさらに1年間延長することが可能です。ご自身の判断にて、更新するかどうかを決めて頂きます。

MVPになると、タイトルは1年間有効になり、更新は1月(12月の最終チェックポイントの後)に行われます。

7. 法的事項

このような状況にならないことを願っていますが、以下をご了承頂きます。

MVPプログラムはいつでも終了できます。

OutSystemsは、コミットした要件を満たしていない場合、MVPの退任を求めることができます。

MVPとして表彰されMVPのタイトルの下に行動するにあたり、開示されたすべての情報(OutSystemsとMVPの両方)を保護するために、各自NDAに署名するように求められます。

8. 選考プロセス

選考プロセスの大きな流れは以下の3ステップです:

Step 1:

コミュニティメンバーからMVPにマッチしそうな方をノミネートしてください。どなたでもノミネートできます。

Step 2:

ノミネーション締め切り後、OutSystemsの担当チームからフィードバックをもらいます。

Step 3:

MVPが選出されます。

OutSystems MVPへのノミネーションが開始されています!

2021年8月2日から2021年8月27日まで、OutSystems MVPとして表彰されるべきだと思われるコミュニティメンバーをノミネートできます。
このフォームからノミネートしてください。
ご不明な点がございましたら、OutSystems MVPプログラムチーム(mvp.program@outsystems.com)または、Japan/APAC Lead Community Managerの Taiji Hagino (taiji.hagino@outsystems.com)までお気軽にお問い合わせください。

2021年のノミネーションに関する日本語の情報は、こちらの私のブログもご参照ください。

FAQs

Q: NDAに署名しないとどうなりますか?
A: MVPになることができません。 共有される情報のため、NDAに署名する必要があります。

Q: Associate Developer Certification(アソシエイト開発者認定)しか持っていない場合はどうなりますか?
A: Professional Developerの無料認定試験を提供します。プログラムに参加してから、3か月以内に受験して合格する必要があります。 これは、MVPとして必要なレベルです。

Q: 認定試験を受けていない場合はどうなりますか?
A: MVPになってから最初の3か月間に受験できる無料の認定試験を提供します(合格する必要があります)。

Q: 認定試験に不合格になった場合はどうなりますか?
A: 認定試験に不合格になった場合は、3か月以内に2回目の受験のチャンスを提供します。 残念ながら、2回失敗すると、MVPプログラムにとどまることができなくなります。

Q: MVPである間に認定の有効期限が切れた場合はどうなりますか?
A: 別の認定資格を無料で取得する機会を提供させていただきます。

Q: これらのコントリビューションを行う時間がありません。それでもOutSystemsのプロモーションに関与したい場合はどうなりますか?
A: それは素晴らしいことです! OutSystemsエコシステムに参加する方法はMVP以外にもあります。 これに関する詳細情報を提供しますので、我々までご連絡ください。

Q: コントリビューションの進捗状況をどのように知ることができますか?

A: OutSystemsのコミュニティチームから、各四半期の終わりに連絡が行きます。そこで目標を達成するための適切なツールについて共有します。

お問い合わせ

詳細のお問い合わせは下記までご連絡ください。
mvp.program@outsystems.com (メイン事務局・英語)
taiji.hagino@outsystems.com (日本語)

それではみなさまのノミネーションをお待ちしております!

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Taiji
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Written by Taiji

Datadog Senior Developer Advocate | Ex-OutSystems Dev Community Advocate | Ex-IBM Dev Advocate | Microsoft MVP | 筑波大学、名城大学非常勤講師 | 記事は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。