CMX Summit 2022: Thrive へ参加しました

Taiji
23 min readOct 25, 2022

みなさまこんにちは、Taijiです。

開催から少し時間が経ってしまいましたが、9月半ばに開催されたCMX Summit 2022 Thriveにスピーカーとして参加してきましたので、そのレポートをまとめたいと思います。

CMX Summitとは?

まず、CMX Summitをご存じない方のために、CMX Summitがなんなのか、というところからお話したいと思います。

CMX Summitは毎年USで開催されている、コミュニティマーケティングやコミュニティマネージメントに携わっている人たちのためのグローバルカンファレンスです。
一口にコミュニティと言ってもたくさんの形態があります。我々が仕事としている開発者コミュニティももちろんそうですが、もう少し社会に密着した公共のコミュニティや社会貢献コミュニティ、特定のInterestsにフォーカスを当てたコミュニティなど、多種多様なコミュニティがこのカンファレンスのターゲットになります。

カンファレンス主催の母体はCMXというコミュニティになります。2014年2月6日に開催された初回 CMX Summit で正式に誕生したようです。
CMXコミュニティは、世界で最も大きいコミュニティのためのコミュニティで、様々な企業のコミュニティの専門家が何万人も参加しています。
毎年CMX Summitを開催し、定期的に業界研究を発表し、トレーニングや教育プログラムを開発し、オンラインとオフラインのスペースで継続的にコミュニティプログラミングを提供しています。
CMXのメンバーは、コミュニティ業界の発展のために協力し合い、互いの発展を支援している、そんな集まりです。

ちなみに、このCMXを主催しているのはコミュニティプラットフォームでおなじみにBevyです。

CMX Summitで登壇することになったきっかけ

私は現在 Datadog という会社で Sr. Technical Evangelist として働いていますが、このカンファレンスで登壇した時は OutSystems で Lead Developer Community Advocate として働いていました。まあ、どちらもDevRel関連Roleなので、職務内容は近しいものなのですが、OutSystemsの時はより開発者コミュニティへフォーカスしていたということもあり、2021年に CMX Summit にはじめて参加してみました。(この時はバーチャルイベントでした)

バーチャル参加(オンライン参加)であっても、その参加者、登壇者、運営陣の熱量は感じることができ、ぜひコミュニティマネジメントを仕事としている立場としては自分も登壇したい、自分のナレッジを世界にシェアしたい、と思い今年CfP(Call for Proposal)へ応募するに至りました。

2021年のCMX Summit Riseのフォトブースでの1枚

CfPへの応募と結果

日本でDevRelのコミュニティなどで海外登壇の話をすることがたまにあるのですが、良くいただく質問としては「どうやったら海外のカンファレンスで登壇できるのか?」というものがあります。

やはりみなさん、海外イベントでの登壇に興味はあるようです。実は今回このBlogを書いている目的の一つは、私の経験談をもとにCMXで少しでも日本からの登壇者が増えるといいなという思いがあります。

通常、国内・海外問わずカンファレンスなどのイベントで登壇するには大きく以下の3つのパターンがあると思います。

  1. 運営から直接声がけしてもらう
  2. スポンサーとして協賛しスポンサーセッション枠で話す
  3. CfPなど公募されているものへ応募する

まず1に関しては、自分自身がよほどのスペシャリティを持っていないと発生しないシチュエーションかと思います。例えばその技術領域では自分が第一人者であるとか自分をおいて他にはいない、とか。あとはカンファレンスの全体テーマに対してのアイコンを担える人やインフルエンサーたる人などは、基調講演スピーカーとして声がかかる可能性もあるでしょう。

また、2のスポンサーに関しては自分の会社がそのイベントに対して協賛する価値を見出していて初めて成り立つものになります。通常は、通年または半期や四半期単位でイベント協賛に使える予算を予め決めているはずですので、そのタイミングで自分が登壇したいと思うイベントに協賛するよう計画できるのであればその方法もありです。もちろん協賛した際には自分が登壇できる調整も必要になります。

一般的には、3のCfPへ応募するというのが一番多いのではないかと思います。私はもう8年間エバンジェリストやアドボケイトとして色々なカンファレンス(国内外問わず)で登壇してきましたが、スポンサーセッションを除くとその多くは自分でCfPへ応募して採択されたパターンになります。

で、話が長くなりましたが今回の登壇もCfPへ自分で応募して、めでたく採択されました。今回、会社としては登壇できるならイベント参加を仕事として認めるけど、登壇できないなら自費でよろしく、という感じだったので、結果として採択されてよかったということですね。
ただ、今回参加してみて思ったのは、スピーカーとしてでなくともコミュニティマーケティング/マネジメントに携わる人であれば参加すべきカンファレンスだったということです。

かくしてめでたくスピーカーとして選ばれた私は、登壇者としてカンファレンスLPに掲載されました。

USへの渡航

さて、晴れてCMX Summitへの参加が決まったのは良いのですが、一つ懸念点がありました。COVID-19の入出国制限です。6月末くらいに登壇決定のお知らせを頂いたのですが、その時点ではまだ渡米前のPCR検査と、帰国前のPCR検査が必須でした。

日本出国前のPCR検査で陽性反応が出てしまえば現地での登壇はできなくなってしまいます。CMX Summit 2022はハイブリッド開催で運営されているので、万が一現地に行けなくなってもリモート参加で登壇することは可能でしたが、ステージの枠を空けてもらっているので迷惑をかけることになるだろうと思っていました。

また、帰国前に陽性反応が出てしまえばしばらく日本に帰ってこられなくなります。実はこの時すでに、前職のOutSystemsから現職のDatadogへの転職が決まっていたのです。帰ってこられないということは、前職のオフボーディングも現職のオンボーディングも予定がくるってしまうことになりかねない。実はこの点が一番心配していたところでした(笑)

羽田空港へ向かうバスは貸切状態

幸いなことに9月7日を境に、帰国前のPCR検査及び帰国後空港での抗原検査は不要になりました。この点は政府GJと感じた瞬間でした。
また、アメリカではこの少し前から日本からの渡航者に対して事前のPCR検査を免除としていたので、結果として行きも帰りも検査なしですみました。

それでも国際線ターミナル(羽田ターミナル3)は比較的空いていました。出国検査もスムーズに混雑なく通り抜けすぐに中に入ることができました。

空いている国際線ターミナル

0日目:Arrival

今回はホノルル経由でSFOへ向かいました。イベント会場がRedwood Cityだったので、ホテルは会場の直ぐ側に取りました。SFO到着が夜の11時くらいだったので、この日はすぐにホテルへチェックインし眠りました。

ホノルル空港で乗り継ぎ

私の時差ボケ回避術は、初日の夜に必ず朝まで眠るという力技です。そのために、行きの飛行機の中では時間調整をうまくやりながら寝すぎてしまわないようにします。

SFO着が遅くなるのでホノルルで夕食(?)

1日目:Speakers Dinner

この日は昼間は少し時間があったのでレンタカーを借りて買い物をしました。といっても毎度USに来ると行く所ばかりなのですが、Trader Joe's、中古楽器屋、ショッピングモールといった感じです。

Trader Joe'sは、ここオリジナルの食品やミントタブレットなどが好きで買ったりします。

中古楽器屋はめったに買うことは無いのですが、たまに掘り出し物の楽器などが出てくるとその場で試奏して気に入ったら買って帰ります。過去にBachのトランペット(入門機、新品で17万円くらい、中古で10万円弱)が$300で売ってたのですぐに試奏して購入したことがありました(笑)
帰りの飛行機はハードケースごと機内に持ち込ませてもらいました。

ちなみに、今回初めてHyundaiの車を借りて乗ってみましたが、運転しやすく乗り心地も快適でした。海外で人気があるのもわかる気がします。

Hyundai VENUE

さて、1日目のメインイベントはスピーカーディナーでした。これは、CMX Summitのスポンサーのうちの1社であるOrbitが開催したプレパーティで、スピーカー全員が参加しているわけではないのですが、カンファレンス前夜にスピーカー同士がコミュニケーションを取り合い親睦を深める感じは、コミュニティイベントの前哨戦のようにも感じました。ちなみに、私は OrbitCole Feldman から直接お誘いを受けて参加させてもらいました。

このような付帯イベントがぽつぽつと発生するのも、こういったグローバルカンファレンスの面白さだと思っています。

Speakers Dinner hosted by Orbit

2日目:CMX Summit 2022 Thrive DAY1

カンファレンス1日目です。この日は私は自分のセッションはありませんでしたが、他のスピーカーのセッションを見に行くのと、バッジのピックアップもしたかったので朝からカンファレンス会場へ行きました。

Speaker Registration

今回の会場は(過去のイベント実施ログを見ると以前も?)Redwood Cityにある Fox というシアターがメインステージとなり、その隣のクラブ(バー)がサブステージといった扱いになっていました。
Foxシアターの向かいには大きなテントが張られ、その中にスポンサーブースやゲームの設置、ドリンクサーブ(コーヒー、水)、リフレッシュメント(スナック菓子、フルーツ)、フォトブース、バッジデザインブースなどが配置されていました。

昨年が完全バーチャルからのIn-personカンファレンスということで、待ってましたとばかりに参加者が押し寄せる!という感じでもなく、かといって閑散としているわけでもなく、ほどよい密度で人が集まっていました。
この辺りは、カンファレンスオーガナイザーのバランス感覚かもしれませんね。想定集客数と会場のキャパを読み間違えると結構悲惨ですからね。昔私が居た会社で開発者向けカンファレンスと言うことでモスコーニセンターを借りて実施したものの、会場の広さに対して参加者が少なすぎてなんとも寂しいイベントになってしまいました。
私も自分でカンファレンスを主催・共催していくことがありますので、このあたりのバランス感覚は学んでいきたいですね。

カンファレンス会場見取り図
Theatre Stage(メインステージ)
Club Stage(サブステージ)
EXPO Tent

現地からオンライン参加?

さて、ここで一つ予期せぬ出来事が起こりました。
私のセッションは現地でのパネルディスカッションの予定でした。もともと、トーク形式のセッションだったのですが、運営の意向で近しいテーマのスピーカーを合わせてパネルにしたいとのことで変更になったのです。パネルへの変更はカンファレンス1ヶ月前くらいに決まって連絡をもらっていたのでそれはそれで問題なかったのですが(英語でのパネルという問題は個人的にはありましたが 笑)、現地に行って分かったのは、もう1名のパネリストとモデレーターが両方とも現地に来られないということでした。

これはさすがの私もちょっとびっくり。だって、一緒にステージに上る予定だった登壇者が誰も来てなくて、私一人しかいないという自体に(笑)
まあ、そんなこと言ってても始まらないので、運営の方に確認して会場からオンラインでパネルセッションへ参加できるように控室(楽屋)を使わせてもらうよう調整してもらいました。そんな、登壇前日。

楽屋

Welcome Party

さてさて、海外出張時に一番お金がかかるのが食事かもしれません。まあもともとサンフランシスコ周辺は外食しようと思ったら高いのですが、今回はそれに円安が加わり日本円で考えるのはやめようと思いました。

今回、前夜祭のSpeakers Dinner、Day1夜のAfter Party、Day2夜のAfter Partyと、スポンサー企業の方へ大変お世話になりまして、現地での食事に関してはあまり負担がなくすみました。非常にありがたいですね。

After Party

3日目:CMX Summit 2022 Thrive DAY2

いよいよこの日は自分のセッションの日です。しかも朝イチ(現地時間)でなぜか会場からオンライン(笑)

モデレーターは Erin Mikail Staples @ https://www.erinmikailstaples.com/
パネリストは Cherish Santoshi @ Orkes & Taiji Hagino(私) @ OutSystems
バーチャルトラックでのセッションに変更になったので、カンファレンスサイトのビューに案内が流れます。

セッションの案内

セッションが始まりました!
セッションタイトルはBuilding a successful Developer Community
私は予定通りイベント会場のバックルーム(控室)からStreamYardへ入ります。多少予想はしてましたが、周りの騒音が結構入る(笑)
それと、この控室はシアター(劇場)のバックルームなので、声が異様に反響します。
と、いうことで、パネル自己紹介時に騒音入るからごめんね、なんて断りながらスタートしました。

Building a successful Developer Community

パネルディスカッションの中では、このCMX Summitについての話から始まり、開発者コミュニティならではの難しさ、通常のコミュニティとの違い、DevRelとの関連性について、などをテーマにディスカッションが行われました。

実は、私は海外で英語での登壇というのは何度か経験しているものの、パネルディスカッションは初体験でした。
未だに自分の英語力(特に聞き取り力)に不安が残る中、やるしかないよねという謎のモチベーションでなんとか乗り切りました。

さて、ここで一つ問題が発生しました。
日本からはるばるSwagを持ってきていたのです。本来、これらはパネルディスカッションの最後にオーディエンスに向けて質問を募り、質問してくれた人に順番に投げ渡そうと考えていたのですが、予期せずバーチャルセッションになってしまったのでSwagを配るタイミングがなくなってしまいました。

Orbitの方々は今回私に非常に良くしてくれて、「OutSystemsのSwagをOrbitのブースに並べてあげるよ」なんて言ってくれたりもしました。
私はそこに甘えても良かったのですが、ちょっと考えてたことがあり運営事務局に「数分で良いから、Swag配布の時間をステージ上でもらえないか?」と交渉してみました。今回オンステージだったセッションをバーチャルセッションに変更したことへの申し訳無さもあったのか、運営の方が調整してくれて「2-3分ステージに上って話して良いよー」と言ってくれました。
しかもメインステージでアレンジしてくれました(もともと私の登壇はサブステージだった)

と、いうことでMain MCの Savannah から呼ばれ、舞台袖からわたくし登場!という感じでメインステージに上がりました。

別に登壇するわけでは無いので、「いやー、本当はさ、ステージで話す予定だったんだけど他のみんなが来られなくなって、今日朝イチで裏の楽屋でバーチャルセッション配信したよー」なんて話をして会場からの笑いもいただきまして、「Swag持ってきたから欲しい人はこの後声かけてね」と言って「あの辺にいるからさ」と指を指しているところを写真撮ってくれたのは同じ会場に居た、私のOutSystems時代のマネージャーの Jen Lopez です、Thanks!

そして、全く同じ場面を日本に居た 横井一仁 さんもオンラインの画面でスクショしてくれてました、Thanks!

Taiji on stage

おかげさまで、持ってきたSwagは全て配ることができました。あらためてステージに上る時間を調整してくれた運営の方々へ感謝です!

電源問題

そういえば、些細なことですが、久しぶりにリアル会場でのカンファレンスに参加して思い出したことがあります。電源問題です。

以前はたしかに終日カンファレンス会場にいるとスマホやPCの充電が持たなくて、充電スポットを探し回ったものでした。
会場に良く設置されているCharge Station的な場所は埋まってることが多いし、その辺りにあるOutlet(コンセント差込口)は海外だと電気が来てないこともあったりして。

今回久しぶりすぎて忘れてましたが、実際に自分のスマホの充電がなくなってきて気づきました。

スマホ充電中@会場

スポンサーブース

今回はホントにOrbitさんにお世話になったので、ブースの写真を載せておきます。Orbitはコミュニティ活動を支援するためのプラットフォームを提供しているベンダーです。DiscodeやSlack、GitHubといったコミュニティ活動には欠かせないツールとのインテグレーションが可能です。

CEOの Patrick Woods からは日本ブランチ作る話になったら声かけるよみたいな会話もあったり(今はまだ日本拠点はありません)

Orbit CEOのPatrick(写真右)とCommunity TeamのCole(写真左)

Happy Hours

Day1, 2ともに、セッションが終わった後はメイン会場のエントランスホールでハッピーアワーが開催されました。バーカウンターでスタッフがお酒を提供してくれます。

コミュニティのイベントとしては、このようなカジュアルに雑談ができる時間というのは非常に大切だと思います。人が人を呼び、ネットワークが広がっていきます。これこそがIn personカンファレンスの最大の魅力ではないかと個人的には思っています。

Happy Hours

その他のセッション

私も全てのセッションを見ているわけではないですが、色々とおもしろいセッションがたくさんありました。
例えば以下のようなトピックの話を聞くことができました。

ダイバーシティによる成長と深い関わり

多様性のある地域社会づくりのステップ

不況に強い地域社会の構築

成功の秘訣と戦略的なコミュニティーの実現

Web2からWeb3へ:コミュニティ構築のベストプラクティス

私のセッションも含め、CMX Summit 2022 Thriveの全てのセッションのアーカイブはこちらからご覧いただけます!

日本からのツイート

時差があるにも関わらず(日本時間では深夜開催)、日本からリアルタイムでオンライン参加してくださった方も何名かいらっしゃいました!

オンライン参加ということで、ツイートやFacebookなど、SNSへの投稿で盛り上げてくださいました。
特に、Shumpei Watanabe さんのツイートは海外勢の目にも止まったようで、公式のサマリーブログに引用されるほどでした!

番外編:ライブバー

今回、After Partyの流れで Orbitさんに誘われライブバーに行く流れになりました。一部のスピーカーたちも一緒です。
生演奏しているピアニストにリクエストするとその曲を演奏し歌ってくれる、そんなバーです。

Orbitの人たちはKaraokeと表現してたのでどういうことかな、と思っていると、どうやらリクエストする際に自分で歌うこともできるとのことでそた。
まあ、そんな流れもあり、私も一曲歌わせていただいた次第です。と、いっても歌詞まで覚えている曲はそんなに多くないので、ExtremeのMore than wordsを歌わせていただきました。

音楽は万国共通

カンファレンスの終わりはいつも寂しさが

あれやこれやと慌ただしく過ぎ去っていった久しぶりのIn personカンファレンスはあっという間に終わりを迎えます。

カンファレンスに限らず、イベントというのはその当日に向けて準備している期間が一番楽しく、当日のミッションを終えると後は終わりを迎えるだけになります。なんとも言えない寂しさを感じるのも、リアル会場でのイベント、カンファレンスが戻ってきたんだなということを感じさせますね。

Expoエリアのテントは気づいたら全て撤収されていました。ステージの方も、着々と片付けが進んでいきます。

月曜の夜中について土曜日に現地を離れたので約4日間、あっという間でした。最終日の金曜日は時間があったのでホテルで仕事をこなして、最後USで何を食べようかなと考え、お昼はわざわざ日本食を食べにYAYOIという和食レストランへ行きました。

カツ丼、揚げ出し豆腐、ビール、これで4千円くらいかな、高いですね...

Lunch: カツ丼、揚出し、ビール / Dinner: チーズケーキ

味は美味しかったですよ。後から、日本のやよい軒だと知りました(笑)

夕飯は食事は取らずに、カロリー爆弾のチーズケーキファクトリーのチーズケーキを食べました。

帰路へ

帰りも往路同様ホノルル経由です。
冒頭に記載したとおり、日本政府は9/7付で条件を満たしていれば帰国前のPCR検査及び日本到着時の抗原検査を免除すると規制を改定していたので、私が帰る際には一切検査の類は不要でした。

羽田空港へ到着した際にファストトラックを利用するため、事前にMySOSアプリに情報を登録しておき(ワクチン接種回数や滞在国や航空便、など)、アプリの画面を青色にしておきました。(通常は赤色)
羽田空港到着時に、MySOSアプリの青色の画面をスタッフに見せるだけでそのまま税関のところまで進むことができました。

エコノミーも人がいないと快適

まとめ

今回、リアルでは初参加だったCMX Summitですが、その熱量と参加者のモチベーションの高さに圧倒されました。
また、自分の仕事領域ではない開発者コミュニティ以外のコミュニティについてもどういう人達がどのように関わっていて、どう試行錯誤しているのかを知ることができたし、自分の状況もそういう人たちに伝えられたということは非常に実りあるイベントだったと思います。

確かに、セッションを聴講して必要な知りたい情報を得るということのみにフォーカスすればバーチャルイベント(オンライン)で十分かもしれませんが、CMX Summitはそういったコミュニティをマネージする側の人たちが作り上げているコミュニティなわけで、そこにはIn personでしか成し得ないリアルなネットワーキングの場がたしかに存在していたと思います。

私はCMX Summitから帰ってきてすぐに転職し、現在はDatadogという会社でテクニカルエバンジェリストとして働いていますが、今もなお開発者コミュニティとは切っても切れない仕事をしています。
来年のCMX Summitにも登壇応募をして、また現地で(今度はステージ上で 笑)登壇できたら良いなと思っています!

スピーカーでなくとも、イチ参加者としてでも行く価値のあるイベントだと思いますので、この界隈で仕事をされている方は次回参加をご検討されてはいかがでしょうか?

それでは!

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Taiji
Taiji

Written by Taiji

Datadog Senior Developer Advocate | Ex-OutSystems Dev Community Advocate | Ex-IBM Dev Advocate | Microsoft MVP | 筑波大学、名城大学非常勤講師 | 記事は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。

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