Call for Proposalsの書き方 (PaperCall編)

Taiji
Aug 3, 2020

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PaperCall

今回は、Call for Proposals、いわゆるCfP応募時の各項目の書き方を解説したいと思うのですが、海外のカンファレンスでも比較的スタンダードに使われているPaperCallが英語で分かりづらかったりするので、以下の視点で解説します。

  1. どの項目に何を書けばよいのか?
  2. どのような内容で書けばよいのか?

では、さっそく行ってみましょう!

Title

これはそのままです。話したい登壇内容のタイトルを書いてください。

登壇タイトルを書く

タイトルは良くも悪くも見出しですから、インパクトのある書き方が求められます。提出された登壇内容を審査して採択する、イベントの運営メンバーの目に留まるようなものが望ましいでしょう。

Elevator Pitch

エレベーターピッチというのは、日本ではなかなか馴染みのない言葉かもしれません。その登壇内容がどのようなものなのかを、Talkの選定時やイベントのWebサイトで見た時に、「これは面白そうかも?」と思わせるようなイントロダクションだと思えば良いでしょう。

エレベーターピッチはイントロダクション

わかりやすい呼び方だと、登壇の概要だと思ってもらっても良いかもしれませんね。
そのセッションが、誰のために話されて、どのようなものが得られるか、何に役に立つのか、などが示されている事が望ましいです。

Description

ディスクリプションは、説明ということなのですが、つまり登壇内容の詳細になります。
人によっては、エレベーターピッチの内容を冒頭に持ってきて、そこにつなげるように書きます。誰のために話されて、どのようなものが得られるか、何に役に立つのか、などが示されている事に加え、どのようなアウトラインでセッションが組み立てられているのかなどが書かれていると良いですね。

ディスクリプションは登壇詳細を書きましょう

Talk Format / Audience Level

トークフォーマットはPaperCallでは、通常セッションなのか、ライトニングトークなのか、キーノートなのか、ワークショップパートなのか、などの「種別」と、それぞれ何分話せるのかという「登壇時間」を示していることがほとんどです。

オーディエンスレベルはそのままの意味で、自分のセッションがどのくらいのレベルを想定しているかを表します。
All:指定なし
Beginner:初心者
Intermediate:中級者
Advanced:上級者
と、いった感じで選択します。

トークフォーマットとオーディエンスレベルは自分の登壇内容に合わせましょう

イベントによって多少異なりますが、だいたいこんな感じなのと、この2項目についてはいずれも選択項目なので、あまり迷うことはないと思います。

Notes

ノートエリアは必須項目ではないです。書かない人も多いですが、書くのであれば、なぜこの内容を自分が話すべきなのか、ということをアピールする項目になります。

ノートは自己アピールの場

日本ではあまり無いですが、海外のカンファレンスでは自分のアピールがとても大事になりますので、ぜひ有効活用してみてください。

Bio

自己紹介を書きます。自分の過去の登壇情報(レコーディングやドキュメントのURLなど)を書いておくとアピールになります。

自己紹介です(サンプル英語ですみません)

PaperCallではCfPへの応募が「匿名」に設定されていることがあります。その場合、誰がCfPに応募してきているかは採択者には分からないので、名前を出してのアピールは意味がない場合があるので注意です。

以上で、Papercallの書き方はバッチリだと思います。
積極的にいろいろなカンファレンスへ登壇応募してみてくださいね!

ではでは!

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合わせて読みたい!

IBM Developer Advocateの同僚の DevRel Life 🥑 Aya Tokura がCfPについてのブログをこちらへ書いてますので、是非合わせて読んでみて下さい!

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Written by Taiji

Datadog Senior Developer Advocate | Ex-OutSystems Dev Community Advocate | Ex-IBM Dev Advocate | Microsoft MVP | 筑波大学、名城大学非常勤講師 | 記事は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。

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